「リスティング広告はいくらから始められるのだろう?」
「リスティング広告を始めたいけど費用が気になる」
「リスティング広告を初めてみたいけど費用対効果は臨めるのだろうか?」
「リスティング広告の費用に関する細かい話を知りたい」
こんな悩みはございませんか?
リスティング広告は自社運営と代理店に依頼する2種類の運用方法がありますが、自社運営の場合は少額でも始めることが可能です。
しかし、経験やスキルがない状態では思うような結果を出すことが難しく、広告費と時間を無駄にしてしまうことになりかねません。
この記事では、リスティング広告の費用に関する話を中心に分かりやすく解説しています。特に初心者の方には、「自社運営と代理店に依頼した場合の違い」なども理解できるので、ぜひご覧ください。
一読した後は、迷いがなくなり、効果的なリスティング広告の運用が目指せる内容となっています。
リスティング広告費用が決まる仕組み
リスティング広告は、GoogleやYahooの検索エンジンでユーザーが検索した際に「検索したキーワード」に応じて関連性の高い広告が検索結果の広告枠に表示される仕組みになっています。また、広告運用開始に必要な最低出資額は1,000円からと安価に運用できるため、初心者でも気軽に始められるのが魅力です。
広告費用については、以下の2つの制度が導入されております。
【広告費用を決定する2つの制度】
- クリック課金制
- オークション制
それでは、2つの制度について詳しく見てみましょう。
クリック課金制
クリック課金制は、検索エンジンに広告が表示されただけでは課金されません。広告をクリックされて初めて費用が発生する仕組みです。PPC(Pay Per Click)とも呼ばれています。
1クリックに掛かる単価は、出稿する広告のサービスや商品、ジャンルなどによって変動します。競合が多く、人気があるキーワードであれば広告費が高くなり、反対にニッチな商品やサービスでは競合が少なくなるため単価は安くなるのです。
広告費の計算方法は下記の通りになります。
■広告費の計算式
広告費=クリック数×クリック単価
おおよそのクリック単価を知りたい場合は、『Googleキーワードプランナー』を利用すると以下のように調べることが可能です。
【Googleキーワードプランナー】
キーワードプランナーは、実際に広告費を支払っている場合には検索回数を細かく確認することが可能です。例えば実際に広告費を支払っていない場合は、10〜200回のようにざっくりした値しか見られませんが、広告費を支払っている場合には、『検索回数:125回』のようにリアルな値を見ることができます。
オークション制
オークション制は、その名の通りクリック単価がオークションによって決められます。方法は、〇〇のキーワードがクリックされた場合、「最高いくらまで支払うか?」といった具合に競売形式で入札を行い、単価を決定するのです。
その結果、クリック単価が競合よりも低い価格の場合は検索エンジンで表示される順位がさがり、表示回数も減少します。
逆に、競合よりも高い単価の場合は掲載順位も上がり、表示回数も多くなるといった仕組みです。よって、競合が多い人気のキーワードは価格も高くなる傾向にあります。
リスティング広告費用の相場
実際にリスティング広告を出稿する際、「費用の目安や相場」がわからない方も多いのではないでしょうか。そこで、ここでは「費用の相場」や「代理店に依頼する際の費用」について詳しく紹介します。
一般的な費用の相場
リスティング広告を出稿する際に必要な費用は、一般的に20〜50万円といわれています。これはあくまで一般的な目安で、出稿するサービスや商品によって前後すると考えてください。
前述でも述べたように、リスティング広告は「最低出資額は1,000円から出稿可能」ですが、現実的には月に1,000円の出資では結果を求めるのは厳しいかもしれません。そこで、費用を決める場合には、CPAと売りたい金額のバランスを考えて予算を決定しましょう。一般的な目安としては、20〜50万円あたりが多いといわれています。
代理店に依頼するときに必要な費用(費用の内訳と3つの形態)
次に代理店に依頼する場合に必要な費用について詳しく見てみましょう。
リスティング広告を自社で運営する場合には「広告費」のみで運用が可能ですが、代理店を利用する場合には以下の6つの費用が必要となります。
項目 | 相場 | 概要 |
広告費 | 20~50万円 | GoogleやYahooに支払う費用 |
初期設定費用 | 3~10万円 | アカウント設定やキーワード選定にかかる費用 |
運用代行手数料 | 広告費の20% | 運用を代行する手数料 |
コンサルティング費用 | 1~5万円 | 改善策などを提案するコンサル費用 |
レポート費用 | 1~5万円 | 毎月作成するレポート作成費用 |
バナー・LP制作費 | 3~40万円 | バナーやLPの制作費 |
※表の価格設定はあくまで目安です。
代理店によっては「初期費用」や「レポート費用」「コンサルティング費用」などが無料の場合(運用代行手数料に含まれる)もあります。そのため、事前に費用については十分に確認する必要があります。
また、これらの費用は「無料なのでお得」とは限りません。なぜなら無料でも「質」が低ければ効果を得られず、広告費が無駄になってしまうからです。よって、代理店を選ぶ際には「費用と質」両方のバランスを確認する必要があります。
手数料には3つの形態がある
代理店に依頼する場合に発生する手数料に関しては、以下の3つの形態が主になります。
課金形態 | 手数料 | 特徴 |
手数料率型 | 15~20%程度 | 広告費が増加すると手数料も増加する |
成果報酬型 | 成果によって変動 | CV数を増やせる可能性が高い |
定額型 | 固定 | 固定額なのでリスクが少ない |
それでは、順に解説していきます。
1:手数料率型
広告費に応じた割合で手数料が発生するのが「手数料率型」です。多くの代理店が採用している形態で、一般的に相場は20%程度に設定しているところが多いでしょう。
仮に月の広告費を50万円とした場合、手数料が20%であれば10万円が手数料となります。
2:成果報酬型
成果報酬型は、文字通り成果に対して手数料を支払う仕組みです。
■手数料の計算式
CV(コンバージョン)数 × 目標CV単価= 手数料
上記の計算式からもわかるように、CV数を増やさないと代理店も手数料を稼げません。そのため、代理店もCV数を増やす努力をしてくれるのが魅力といえる形態です。
3:定額型
定額型は、広告費に関わらず手数料が一定額に固定されている仕組みになっています。例えば、月の広告費に対して固定された手数料を支払うので、広告費が20万円以下であれば手数料が5万円、50万円以下であれば手数料が15万円などのように、固定の手数料が設定されます。
広告費が大きく膨れ上がったとしても手数料は固定なので、リスクが少ないのがメリットです。
Googleリスティング広告の入金方法を解説
Googleリスティング広告を出稿したことがない方は、具体的な入金方法が分からない方も多いでしょう。この章では、支払い手法や支払い方法について詳しく解説していきます。
リスティング広告費用の支払い方
2022年現在、Googleのリスティング広告では「自動支払いのみ」となっています。さらに、入金方法については「クレジット払いのみ」が有効となっているので注意してください。
【支払い設定の画像】
自動支払いについて
自動支払いは、前回の支払日から30日が経過した時点で請求が自動で行われます。支払い方法はクレジットカード決済で、自動的に引き落としが行われるので「サービスが停止になる心配がいりません」
しかし、自動で引き落としがされてしまうため、設定ミスなどが合った場合でも自動で継続されてしまうというデメリットがあるので注意が必要です。
【自動支払いでの請求画像】
リスティング広告の予算(費用)の決め方4つ
リスティング広告は、1クリックごとの課金方式となっています。また、入札額は自由に決めることが可能です。
初めてリスティング広告を運用する方は「予算をいくらにすれば良いのかわからない」のではないでしょうか。そこで、ここでは以下4つの予算の決め方について紹介します。
【予算の決め方】
- 目標CPAから決める
- 目標CV数から決める
- 平均クリック単価から決める
- 売上目標から決める
1:目標CPAから決める
➀まずは目標CPAを計算します。
CPAは販売価格から目標の利益額を引くことで計算できます。
例えば、ひとつ50,000円の商品を想定。原価は10,000円。20,000円の利益を目標とした場合、目標CPAは20,000円となります。
50,000円(販売価格)ー 10,000円(原価)ー 20,000円(目標の利益)= 20,000円(目標CPA)
②次に予算額を計算します。
予算額は先ほど算出した目標CPAにCV数をかけると計算できます。
ここでは、CV数を仮に20件としましょう。
20,000円(目標CPA)× 20件(CV数)=400,000(予算額)
そうすると、予算額は400,000円と計算できます。
2:目標CV数から決める
目標のCV数から予算を決める場合は、目標のCV数にCPAをかけることで算出できます。
例えば、目標のCV数を70件、CPAを3,000円とした場合、予算は210,000円となるのです。
70件(CV数)× 3,000円(CPA)= 210,000円(予算額)
3:平均クリック単価から決める
平均クリック単価から予算を決める場合は、クリック数に平均クリック単価をかけることで算出できます。
平均クリック単価はGoogleキーワードプランナーで確認できますが、今回は仮に1,000円と仮定しましょう。予想クリック数が300回だった場合は、予算額は300,000円となります。
1,000円(平均クリック単価)× 300回(予想クリック数)= 300,000円(予算額)
4:売上目標から決める
売上目標から予算を算出する場合は、売り上げ目標に「広告費に対して広告費を何%にするか」を決めて、かけることで計算することが可能です。
例えば、売上目標を2,000,000万円にして売上額の20%を広告費とした場合、予算額は400,000円となります。
2,000,000円(売上目標)× 20%(売上額の広告費の割合)= 400,000円(予算額)
リスティング広告の費用対効果を上げる5つのポイント
ここでは、リスティング広告の費用対効果を上げるポイントを以下5つの項目で解説します。
【費用対効果を上げるポイント】
- 広告ランクを上げて上位表示を目指す
- ターゲットを絞り込んで広告を配信する
- 不要なキーワードを整理する
- LP(ランディングページ)の質を上げる
- 指名キーワードで出稿する
ポイント➀:広告ランクを上げて上位表示を目指す
費用対効果を高めるには、広告ランクを向上する必要があります。
「広告ランク」とは、Google広告の掲載順位を決める要素で、「品質スコア」「クリック単価」「広告表示オプション」の3つの要素から決定されるのです。
広告ランクが高いと入札価格が低くても上位表示されます。広告ランクが低い場合は、入札金額を競合よりも高く設定しなければ上位表示されません。
広告ランクを上げる具体的な方法は、以下の3つが主に挙げられます。
【広告ランクを上げる3つの方法】
- クリック率を上げる
- リンク先ページの品質を向上させる
- ページの読み込み速度を速くする
それぞれについて解説します。
1:クリック率を上げる
クリック率を上げることで、「この記事はユーザーによく読まれている広告」と認識されるため、良い評価をもらえ、品質スコアが向上します。広告文にキーワードを上手に盛り込みましょう。また、検索されやすいキーワードを選ぶことも重要です。
2:リンク先ページの品質を向上させる
リンク先のコンテンツは、検索キーワードや検索意図にズレがないようにしましょう。ユーザーは悩みや知りたいことに関連するキーワードで検索します。その結果、クリックした先のコンテンツが検索キーワードや検索意図にマッチしていないと、すぐに離脱されてしまい、滞在率が短くなるので良い評価を得られません。キーワードや検索意図にマッチしたユーザの悩みを解決できるコンテンツを目指しましょう。
3:ページの読み込み速度を速くする
検索した際にページがなかなか開かずに、待ちきれなくて離脱した経験はないでしょうか。コンテンツの読み込み速度が遅いと、ユーザーは待ちきれずに他のページに移動してしまいます。画像を圧縮するなどの改善を行い、ユーザビリティの高いコンテンツを作成するように心掛けましょう。
ポイント②:ターゲットを絞り込んで広告を配信する
キーワードを設定する場合、「部分一致」の方が多くのキーワードを拾ってもらえるので初心者は選びがちですが、これには大きな落とし穴があります。なぜなら、確かにキーワードが部分的に一致している場合、検索結果で拾ってもらいやすいのでアクセスは増えますが、ユーザーの購買意欲が低いキーワードまで拾ってしまうので、結果的にCVにつながりづらい可能性が高くなってしまいます。
一方、完全一致の場合は、確実にユーザーが検索したキーワードに一致しているため、コンテンツの質がよければCVにつながりやすいのです。このように成約に結びつけるには、よりターゲットを絞り込んで「完全一致」のキーワードで狙う必要があります。
キーワードタイプは、3つのパターンに大きく分類できます。
登録キーワードを「男性用 帽子」と設定した場合のキーワードのマッチタイプは以下の通りです。
【キーワードのマッチタイプ比較】
設定キーワード:男性用 帽子 | マッチするキーワード |
完全一致 | 男性用 帽子 帽子 男性用 メンズ 帽子 男性 帽子 |
フレーズ一致 | 男性用 帽子 冬用 男性用 帽子 通販 男性用 帽子 |
部分一致 | 男性に人気の帽子 メンズ キャップ 男性用 帽子 おすすめ 男性用 帽子 通販 帽子男 性服 |
完全一致
完全一致は「男性用 帽子」のように、キーワードと完全に一致する検索語句、もしくはその類似パターンに該当する検索語句の場合に広告が表示されます。そのため、ターゲットにするユーザーにピンポイントで訴求することが可能になり、少ない予算で必要なクリックを得ることが期待できます。
フレーズ一致
フレーズ一致は「男性用 帽子 冬用」のように、登録したキーワードと同じ意味をもった内容を含む広告が表示されます。完全一致と比べるとキーワードの幅が広がるので多くのキーワードを拾うことができますが、狙っていないターゲットにまで訴求がおよび広告費が増す可能性があります。
部分一致
部分一致は「メンズ キャップ」のように、登録したキーワードに関連性が高いと判断される場合に表示されます。そのため、マッチタイプキーワードのなかで最も多く広告を表示される回数が多くなるのです。キーワードの範囲が広すぎてしまうため、必要ではない表示が多くなる傾向にあります。
このように、「完全一致 < フレーズ一致 < 部分一致」になるにつれて拾われるキーワードは多くなります。拾われるキーワードが多いことは良いことですが、その分、狙っているターゲットを絞れなくなるので注意が必要です。届けるべきターゲットに広告を届けるためにはキーワードタイプを絞り込むことも重要です。
ポイント③:不要なキーワードを整理する
定期的にデータをチェックして「アクセスがないキーワード」や「CVにつながっていないキーワード」を洗い出して除外する必要があります。Google広告では管理画面でCV数などを確認することが可能です。
もしも、無駄なキーワードがある場合には費用を抑えるためにも除外しなければいけません。「除外設定」することで、除外設置されたキーワードでは広告が表示されなくなるので、定期的に確認してキーワードを整理しましょう。
ポイント④:LP(ランディングページ)の質を上げる
ランディングページは広告で最も重要な役割をもっています。どれだけ多くのアクセスを集めて広告をクリックされても、ランディングページの質が低ければ離脱されてしまい、CVに結びつきません。結果的に成約が取れないと広告費だけを払う結果になってしまいます。
ランディングページの文章、デザイン、ボタンの配置などを今一度見直してみましょう。また、自分では問題ないと思っていても他人が見たときの印象は違います。よって、他人の意見も積極的に取り入れることがポイントです。
具体的にランディングページでやりがちなミスは以下の通りです。
【ランディングページに関して多いミス】
- キーワードとコンテンツがマッチしていない
- 商品の魅力が伝えきれていない
- 画像が目を引かない
- 問い合わせフォームが使いづらい
- ボタンや画像の配置が適切ではない
ポイント⑤:指名キーワードで出稿する
広告を出稿する際には指名キーワード(商品名やブランド名など)でも出稿しましょう。なぜなら指名キーワードは「既に購入する意欲が高いユーザーが多いから」です。
指名キーワードで検索した際、広告にキャンペーン情報やお得な情報が記載されている場合は、よりスムーズに成約につなげることが可能でしょう。CV数を上げることは費用対効果を上げることにつながります。
【注意!費用対効果が見合わない】初心者が自社運用で陥りやすい5つの失敗
ここでは、自社運営で陥りがちな失敗について以下の5つの項目で解説します。どの項目もリスティング広告の運用では重要です。ここで十分に理解しておきましょう。
【自社運用で陥りやすい失敗】
- 初期の目標設定が甘い
- ターゲットを絞り込めていない
- LPや広告の質が悪い
- A/Bテストで効果を検証できていない
- 撤退ラインを決めていない
1:初期の目標設定が甘い
リスティング広告では、最初にCVの値などを確認できるように計測用のタグを設定します。そして、結果を見ながらキーワードを増減させたり、予算を調整したりしますが、最初に予測(目標値)を立てることが重要です。なぜなら、目標に対して成果を確認しないと問題点を見つけられないからです。
コツとしては、最初から大きな成果を取りにいくのではなく、データを見て少しずつ目標値に近づけることです。初めから大きな出資は危険なので、スモールスタートとトライ&エラーを心掛けましょう。
3:A/Bテストで効果を検証できていない
リスティング広告で成果を出すには検証の繰り返しが重要です。そのなかでもA/Bテストは大変効果的な検証といえるでしょう。
A/Bテストを簡単に説明すると、AパターンとBパターンの2つを準備してランダムに表示することで、どちらのパターンの結果が良いのか検証するのです。このような検証を行うことを怠ってしまうと、より効果的な効果は得られなくなります。具体的なABテストの例を挙げると以下の通りです。
【ABテストの例】
- ボタンの色を赤と黒など2パターン用意して計測する
- キャッチコピーを2パターン用意して計測する
- ボタンの配置を2パターン用意して計測する
- 画像の種類を2パターン用意して計測する
4:撤退ラインを決めていない
長期的に検証を続けることは重要ですが、改善しても効果を得られない場合は、継続するのを辞めることも時には必要です。無理に継続しても広告費を無駄に消費してしまうので、必ず「撤退ライン」を決めて運用することを心掛けましょう。
具体的な撤退ラインは企業によってさまざまです。
リスティング広告の運用は、すぐに検証できるほどのデータが取れないため、CPAや反応率などの雰囲気から売上の計算ができるようになるまでは、小さくテストしながら改善を繰り返してみましょう。その後、検証と改善を繰り返しても良い反応が得られない場合には、予算と期間から撤退ラインを決めると良いでしょう。
【費用の削減可能!】自社運営に自信がない場合は代理店や専門業者へ依頼すべき
リスティング広告に関するスキルや経験はないが、代理店や専門業者へ依頼すると費用がもったいないと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、実は手数料を払ったほうがコストパフォーマンスが良い場合もあるのです。
ここでは、自社運用と代理店運用のメリット・デメリットを紹介します。
リスティング広告を行う場合には十分に理解する必要がある項目なので、しっかり確認しておきましょう。
【自社運用と代理店運用の比較】
自社運用 | 代理店運用 | |
メリット | 代行手数料が必要ない 社内に担当者を設ける必要がない 少額で運用できる 経験することでスキルが身につく 徹底事項や改善をスピーディーに行える | 初期設定や管理などをまかせることで手間が省ける 情報を共有してもらえる 分析や改善を依頼できる LPなどの制作も依頼できる |
デメリット | 担当者が必要になる スキルが必要になる 人件費が発生する 相談する相手がいないため自力で対応する必要がある | 手数料がかかる 経験値やスキルが身につかない 連絡が取れない場合は時間が無駄に経過してしまう 担当者が忙しい場合は作業が遅くなる可能性がある |
自社運用と代理店運用の詳細については以下の通りです。
自社運用について
自社運用する際は、代行業者へ手数料を支払う必要がないので、コストの削減が可能になります。そのため、少額でも運用が可能です。また、はじめは未経験のためスキルがありませんが、トライ&エラーを繰り返すことで、自社に経験とスキルが身につくでしょう。打ち合わせなどの時間も削減できることからスピーディーに対応できるのもメリットです。
一方、デメリットとしては、社内に担当者を設ける必要があることから業務の増加と人件費が必要となってきます。また、リスティング広告のスキルがない場合は、成果を上げるまでに時間を要するので、費用が持ちこたえられるかが重要になるでしょう。何かトラブルや不具合が起こった場合、相談できる人がいないのも不安材料といえます。
代理店依頼について
代理店に依頼する場合は、初期設定や管理などをまとめて任せることができるので、本来の業務に影響なく運用することが可能です。定期的に分析結果を共有してもらうことができ、改善してもらえるので、ベストな状態に近づけることが期待できます。また、ランディングページの制作などもお願いすることができるので、LPの質を上げることができ、CVのアップが狙えるのも魅力です。
一方、デメリットとしては、手数料を支払うことでコストが上がり、自社に経験やスキルも身につきません。また、担当者が多くの案件を抱えている場合は、連絡がなかなか取れず、改善やアクションに時間を要してしまう可能性があります。
これらを見ると、自社運用の場合、手数料は掛からないが、スキル不足から求める結果が先送りになる可能性が高いといえます。また、成約が取れない場合、広告費だけが毎月とられてしまい、運用が困難になるだけではなく、結果的に「手数料を払って代理店に依頼しておけばよかった」という結果にもなりかねません。
リスティング広告の運用に自信がない方や初めての方は「依頼する方が無難」といえます。
株式会社ラディカルサポートの概要
ラディカルサポートは、リスティング広告運用を得意とする企業です。
・リスティング広告に関する著書を出版(Amazonランキング1位を獲得) ・CPA:50,000円→32,000円まで下げることに成功 ・無料相談件数や電話での申し込みが約5倍になった実績あり ・運用代行とコンサルの依頼で、問い合わせが4倍、売上は2倍以上になった実績あり ・実例1:月間広告費を103,534円→34,003円に下げて獲得件数を13件→57件に増加 ・実例2:月間広告費を317,624円→59,330円に下げて獲得件数を20件→25件に増加 |
※カウンセリング・相談は「完全無料」です。
詳しく知りたい方は、こちらよりホームページを閲覧してください。
予算が合わないときに見直すべきポイント
ここでは、以下2通りのケースで「予算が合わないときに行うべき改善」について解説します。予算が合わなくて困った場合は、ぜひ一度確認してみましょう。
- 予算が足りない状態のとき
- 予算が余った状態のとき
それでは、詳しく見ていきましょう。
予算が足りない状態のとき
1:キーワードに優先順位をつけて見直す
キーワードは多ければ多いほどアクセスを増やせますが、比例して費用も増加します。そこで、データを確認して「本当に必要なキーワード」を絞り込んで、優先順位をつけて不要なキーワードを排除する必要があります。そうすることで予算を抑えることが可能になるでしょう。
2:自社の経営状態を再確認して予算の見直しを検討する
自社の経営状況を再確認して予算が増やせそうなら増額を検討するのもありです。しかし、この場合にもデータの確認は必須で、本当に必要な改善は何なのかをしっかり確認して無駄に費用を費やすことは避けましょう。
予算が余った状態のとき
1:キーワードを追加してさらにCVを獲得する
予算が余っているのであれば、アクセスが増やせそうなキーワードを追加すると良いでしょう。例えば、部分一致だけを集中的に狙っている状態であれば、予算に余裕がある分、フレーズ一致、部分一致などのキーワードを狙っていくのも良い手段です。CVを多くすることがリスティング広告では重要になります。
2:クリック単価を引き上げる
上限クリック単価を引き上げると、広告の表示機会をさらに増やすことができます。様子を見ながら上限クリック単価を引き上げて、さらにCVを伸ばせるようにチャレンジしましょう。
リスティング広告の「費用」に関するQ&A
ここでは、「リスティング広告の費用に関して」よくある質問と回答を紹介します。
Q:1日分の予算を超えてしまい、3倍の広告費が発生してしまいましたが、全額超過課金として支払わなければならないのでしょうか?
A:Google広告の場合、超過分は1日の予算の2倍までと決まっています。例えば1日の予算が2,000円で、ある日の予算が5,000円になったとしても、その日にかかる費用は2倍の4,000円までとなり、残りの1,000円は返金されます。
Q:いたずらで広告を何回もクリックされてしまいましたが、クリックされた分の費用は発生するのでしょうか?
A:不正クリックに関しては、Google広告側で監視できています。いたずら目的などの不正クリックに関しては支払う必要はございません。
Q:リスティング広告を自社で運営したら数日で満額に達してしまったのですが、なにか良い方法はないでしょうか?
A:広告を出稿する時間帯や地域を変更してCVを取りやすい設定にするといった対策もありますが、不慣れな場合は代理店や専門業者へ運用を依頼するのも一つの手段です。特に予算が少ない場合などは有効な方法をアドバイスしてもらえます。
もしも、不安な場合には弊社にご相談ください。
リスティング広告費用につてのまとめ
ここまで、リスティング広告の費用に関する解説を主に行ってきましたが、いかがだったでしょうか?
リスティング広告は自社で運用する場合、少額の費用で開始できるのでハードルが低く、誰でも気軽に始められます。
しかし、一方でスキルや経験が少ないと広告費が無駄になるのも現実です。リスティング広告の運用は奥が深く、検証と改善を繰り返して長期でトライ&エラーを行う必要があります。初めから大きな目標を達成するというよりも、小さな成功を積み上げるのがポイントです。
もしも、運用に自信がない場合は、無料のコンサルや相談に乗ってもらえる企業も多数存在するので、一度相談することをおすすめします。
カウンセリング・相談無料>>株式会社ラディカルサポート