プロのホームページリニューアルで問合せや求人応募増!「何をやっている会社なの?」を脱却したBtoB企業の秘密とは?
日本オイルターミナル様は、石油類・化学品・潤滑油などの危険物の共同保管や共同配送輸送や保管に関する事業を展開する会社です。
2018年の経営統合後、ホームページの一元化が行えていなかったこと、スマートフォンの表示に考慮出来ていなかったこと、採用ページが存在しなかった等、10年以上使っていたホームページに限界を感じ、2022年4月にラディカルサポートに企業ホームページ制作と採用ホームページ制作を依頼。同社は事業内容がわかりにくくなりがちなインフラに携わるBtoB企業ですが、ホームページのリニューアルにより新規顧客や求職者からの問い合わせが増えました。
今回はラディカルサポートに依頼した経緯や、具体的な効果、ホームページリニューアルを依頼する際のポイントについて、倉科光芳取締役、平井亮氏、熊田佳郎氏にお話を伺います。
物流を効率化し、地域の生活基盤を支える物流ソリューション
日本オイルターミナルの事業内容を教えてください。
石油類、化学製品、潤滑油などの積み下ろしや荷さばきの施設を運営しています。
昭和41年に当時の国鉄(日本国有鉄道 *現JR各社)と石油元売12社が共同出資し設立されたJR貨物グループの企業です。設立以来、鉄道貨物輸送を利用した共同油槽所の運営を始め、鉄道輸送・共同保管・共同配送に事業の幅を広げてきました。
共同保管と共同配送による物流効率化はコストメリットだけではなく、中継基地を持つことによる安定配送に寄与します。また、鉄道輸送と共同配送は輸送時のCO2排出量削減に繋がり、環境に配慮した事業を進めています。
油槽所の出荷ラック
御社ならではの強みを教えてください
共同物流ですね。共同物流のメリットは、危険物を共同で配送して、共同して保管することで、荷主様にコストメリットを提供し、CO2削減につなげられることです。危険物輸送のノウハウもあるので、安全性にも自信があります。
また、地域に特化して事業を進めているので、北関東では一定の認知度があります。都会にはない、北関東や九州など地方の生活基盤を支える役目を担っています。
10年以上同じホームページでやってきていた…新規顧客獲得や採用に限界
ご依頼される以前はどのようなことでお悩みでしたか?
10年以上同じホームページを使っていて、メンテナンスもできていませんでした。
ビジネス的には、ホームページを認知してもらえていないと感じていました。ホームページに情報を掲載しても反応がない状態が続いていました。2018年に株式会社オー・エル・エスと経営統合した後も、統一することができずバラバラのままであったので、それも問題でした。採用の募集を公開しても反応が乏しかったです。
新規顧客の獲得と、新しい人材の獲得どちらについても限界を感じていました。
信頼できるラディカルサポートにリニューアルを依頼
ラディカルサポートをどのようにして知りましたか?
当社の子会社のOTトランスポートが長年ホームページやシステム周りでお世話になってたことから紹介してもらいました。
潤滑油事業担当:倉科取締役
他社さんと比べて決め手を教えてください
ラディカルサポートさんは、もともと子会社でもお世話になっていたことと、提案の内容と項目が分かりやすく、お願いすることに決めました。ほかの会社も良い印象で、当社の良いところをアピールしようというスタンスは共通している印象でした。
あと、ラディカルサポートさんは提案金額もわかりやすくて、更に都内の他社さんの半分から3分の2くらいの金額だったので、それも良かったです。
ホームページ制作が「どうやって世の中に新しい事業を訴求するか」を考え直すきっかけに
制作の工程で印象に残っていることを教えてください
開設日に向けての追い上げが印象に残っていますね(笑)追い上げは大変でしたが、4月1日の開設に向けて有言実行で作ってくださいました。
皆川さんは「制作の途中でくじける会社もある」とおっしゃっていたけど、くじけることなく開設日に間に合わせることができました。
期日が決まっている中でこちらの「こうしてほしい、ああしてほしい」という要望に答え、尽力してくださったのが印象的でした。
コンテンツを自身で考えるのと、ラディカルサポートと一緒に考えるのと何が違うと思いますか?
コンテンツ作りには、始まる前から期待している部分がありました。
2つの会社が合併して「どういうふうに世の中にあたらしい事業を訴求するか」っていうことを色んな人の目で考えることができたんじゃないかと思います。
分かりやすく、使いやすくリニューアル。日本オイルターミナルを知らない会社からの認知度が向上
出来上がったホームページをご覧になってどう感じましたか。
今風になった、というのが第一印象でした。これまでのホームページは「4:3」画面のデザインを踏襲していたので、ホームページを見てくれる人にとっては「こんな古いデザインのホームページで大丈夫?」という印象を与えていたと思います。
新しいホームページになって、わたしたちを知らない会社からの認知度があがったのではないかと感じています。
スマートフォンでも見やすく操作しやすいようにしてもらったり、問合せフォームを作ってもらったりして、反応が良くなったと思います。
日本オイルターミナル様サイトトップ
「何をやっているかわからない会社」からの脱却!ターゲットからの問い合わせ件数が増加
ホームページリニューアル後の新規問い合わせ数はいかがですか?
反応がわかりやすく増えましたよ。
こちらがターゲットとしているような会社から「物流のお困りごと」に関する問い合わせがありました。我々のような扱う商品が特殊なBtoB企業としては多い方ではないかと思います。月に2、3件は新規の問い合わせがあります。
導線を整えたことで、問い合わせをしやすくなったんだと思います。問い合わせフォームから問い合わせが届くこともありますし、直接電話をもらうこともありますね。
採用の反応はいかがですか?
反応がコンスタントに来ています。
これまでは大手求人サイトへ誘導するのみで、ホームページ経由で直接問い合わせがあったことはなかったです。その点では大きく前進したと感じています。
直接求人サイトを閲覧してくれるというのは、流入を工夫したというのも功を奏していると思います。
求人ページ
新規顧客にも求職者にも響くホームページを作りたい。BtoB企業の強みを伝えるために必要な要素
ホームページ制作において「これが良かった」という気づきがあれば教えてください。
(採用担当:熊田氏) 採用に関して言えば、来年新卒入社になる大学生が「物流ソリューション」や「環境に配慮したモーダルシフト」などのキーワードをエントリーシートにぶつけて書いてきてくれています。ホームページでキーワードを見てイメージが残っている、ということでしょうね。
「環境に配慮している」という当社の強みがこちらの意図した通りに伝わっていると感じます。
(潤滑油事業担当:倉科取締役) 事業の内容を具体的に示すことができたことが良かったです。潤滑油以外にも扱っているものをイラストを使って明確にホームページにのせたことで、利用を検討している人にとって「なにを扱っているのか」がわかりやすくなったと思います。内容がはっきりわかって問い合わせもしやすくなったんではないですかね。
(総務担当:平井氏) 「地域の生活基盤を支える物流ソリューション」というフレーズをつけていただいたのがとても良かったです。合併してからなかなか良いフレーズがなかったので。
事業全体の内容を整理して、キーワードを作っていただいて「こういうものを目指している会社だよ」と伝えやすくなりました。
イメージに残るキーワード
ビジュアルをきれいにするだけでは上手くいかない。良いホームページ作りの土台とは?
以前の御社のようにホームページに悩んでいる事業者さんがいたら、どのようにお声がけされますか?
(潤滑油事業担当:倉科取締役) ホームページのリニューアルは「ビジュアルをきれいにする」ということだけではないとわかりました。ビジネスとして、きちんとコンセプトを作り上げていかなくては上手くいきません。
経験則から言えば、今回のホームページを作成するにあたって、皆川さんやみなさんに時間を取ってもらって、制作の前の段階から踏み込んで、やり取りをさせていただいたのが良かったです。そのやり取りがなければ、このホームページはできなかったと思います。また、ページができたあとも定期的にフォローミーティングをしてもらっています。
作って整える、というだけではなく、制作前のコンセプト作りとフォローアップがしっかりしてもらえるかが重要だと感じます。
(採用担当:熊田氏) 採用に関しては、漠然と会社を紹介するというのではなく、採用サイトと企業サイトをきっちり分けることができたのが大きな収穫でしたね。中途採用については「こういう仕事をしているので、こういう人を求めています」ということをターゲットを絞って訴求することができたのがポイントだと思っています。
(総務担当:平井氏) 依頼をする側としては、ホームページ制作会社さんに丸投げではなくて、「何を伝えたいのか」というこだわりをもって、それをプロに実現してもらうという心構えが大切だと思います。
依頼側に「こうしたい」という考えがないまま「全部おまかせ」してしまっては、思っているホームページには仕上がりません。良いホームページができたので、今後もしっかり運用を続けていきたいですね。
倉科取締役、熊田様、平井様、本日はお忙しい中貴重なお話をありがとうございました。 今後もどうぞよろしくお願いいたします。
貴重なお話をありがとうございました。
※ 日本オイルターミナル株式会社様のWebサイト
取材日時 2022年7月